Contents|目次

『マイ・フェア・レディ』 レビュー(感想)と考察

『マイ・フェア・レディ』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 

オードリー・ヘプバーンの代表作の一つであり、最大のヒット作という今作。私はミュージカルが得意ではないのに、その私に『名作』のしるしを付けさせる実力を持っている。

 

2016年に『マネキンチャレンジ』というマネキンのように動きを止める遊びが世界的に流行したが、その60年前の1964年のこの時代に、その先駆けのような奇抜で斬新な動きや振付が展開されている。

 

この時代独特の、『美女の相手がおっさん』という図式は違和感があるが、しかしそのおっさんの能力が高いことが事実。『七年目の浮気』に『パリの恋人』、どれも美女の相手がおっさんで、マリリン・モンローなどはそこに違和感を持っていたようだが、しかし逆に『若いだけで無能な俳優』がヘプバーンの相手ができるか定かではない。ヘプバーンは容姿だけではなく、才能にも溢れていた。