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『ノック・ノック』 レビュー(感想)と考察

『ノック・ノック』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

動画配信サービスの評価は低いが、それはキアヌ・リーブスとアナ・デ・アルマスが名優だからだ。つまり彼らが出てるからハードルが上がって逆に低俗に感じる。でも実際には単なるホラーなら、星3という厳しい評価にはならない。セクシーなアルマスと滅茶苦茶にされる珍しいキアヌを見れるだけで評価は高い。また、あまり遊び慣れてない男なら、教訓にもなる。単なるスリラーで終わらない。

 

この映画は妙に綺麗で珍しい家がモデルなのだが、もしかしたら『それありき』の映画かもしれない。

 

(この家で映画を撮りたい)

 

みたいな。例えば『アウトバーン』という映画はやたらと盗む車が『全部』高級でピカピカ。ショットも車のCMみたいな感じだし、間違いなく車会社とのタイアップに近いような映画。映画の裏事情というのは色々あるだろう。あれこれ色々考えることはあるが、結果的にぶっちぎってるから面白い。無難な映画よりは全然いい。

 

また、最後少し気になったのだが、やたらと『綺麗で整ったものが破壊された映像』が目についた。家庭、家、アート。それで最後に『アートなんて存在しない』と落書きされるのだが、私はそれが『逆にアート』のような気がした。

 

byピカソ

 

キアヌは普段、絶対こんなことをやらない。彼が選ばれたのもその辺りにあると考えると、滅茶苦茶な映画だったが、何か一種のアートを観た気がした。少なくとも彼の他の作品『グリーン・インフェルノ』よりは教訓性があった気がする。この映画はちょっと奥が深い。

 

 

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