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『海にかかる霧』 レビュー(感想)と考察

『海にかかる霧』

ポスター画像出典:『映画.com

 

さすが『パラサイト』で実力を知らしめたポン・ジュノ作品だ。私はそれを知らずして映画を観た。そして彼が『殺人の追憶』の監督というのも今知った。私は韓国映画で面白いと思うものを挙げるなら、その3つは必ず挙げたいと即断できるほどだ。2001年に起きたテチャン号事件。つまり、これは実際にあった話なのである。やはり、それがあるとないとでは全然違う。フィクションならどうにでも描けるが、実話は違う。

 

戯曲化し、映画用に脚色はしているが、それにしてもこの衝撃の事件は想像を絶する。命の重みが分からない人は、一体何が行われているのかよくわからないのではないだろうか。