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『マーシャル・ロー』 レビュー(感想)と考察

『マーシャル・ロー』

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

 

邦題の「マーシャル・ロー 」 というのは「戒厳令」の意味で、原題の『シージ』というのは『包囲』の意味。どちらにせよ、何か特殊な問題が起きてその町やエリアを包囲して隔離しなければならず、そこには軍事介入も必要であるという、緊急事態の状況を意味する。これはあくまでも仮定で、もしニューヨークで大規模なテロが多発した時、警察やFBI、軍隊はそれにどう対処するべきかということに焦点が当てられている。

 

  • FBI:アメリカ国内
  • CIA:アメリカ国外

 

これを最初に理解しておけば早い。管轄だ。だが今回の場合、そのCIAと連邦軍(陸軍等)が国内を動き回る。本来の管轄であるFBIが、彼らの『理解を超えた行動』に直面。デンゼルワシントン演じるFBI捜査官と、ブルースウィルス演じる陸軍の将軍が衝突することになる。

 

イラクやクウェートが舞台の湾岸戦争が終結してから数年後、サウジアラビアのアメリカ海兵隊駐留基地が爆弾テロに遭い、大勢の海兵隊員が死亡する事態が発生。これは1998年の映画だ、この映画の3年後2001年9月11日に実際にアメリカ同時多発テロ事件がニューヨークで発生した。ハリウッドの大物が共演したということもあるが、そういう意味で、非常に注目に値する映画である。