ポスター画像出典:『Yahoo!映画』
私はあまり運命の女性と巡り合うことには興味がなく、自然に任せるタイプである。年齢が来ても結婚に焦らない。常識や周囲の目は気にしていないというか、そこに喧嘩を売るようにして生きているからだ。珍しい方である。だが、多くの女性は白馬の王子様を求めているものである。運命の人と巡り合うことを期待して生きているのだ。だから私は何度か女性に『勝手に』不機嫌になられたことがある。ハッキリとは表に出てこないが、おそらくそこにあった本音としては、
なんで迎えに来ないのよ!
というものだろう。グレース・ケリーの言葉(か役の言葉)に
というものがあるが、女性が私をその相手だと思い、私は一切そう思っていないことから(手を出したこともそうほのめかしたこともない)、いつまでもこちらからアプローチがなく、ただ時間が過ぎてしまうので、(あなたのために取った時間が無駄じゃない!)ということで不機嫌になったのだろう。もちろんそれが確実なことである証拠はないが、いくつか同じ例があり、シチュエーションがとても似ているので、白馬の王子様のその期待という蔓延している女性ならではのその本音と合わせて考えると、そうだったのかもしれないと推測するのである。
それくらい私は違う。だが実は、そう言いながらもどこかで期待しているところがある。そんな心をくすぐってくるこの恋愛ドラマは、普遍的である。