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『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』 レビュー(感想)と考察

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』

ポスター画像出典:『映画.com

 

全身の筋力が徐々に衰えていく進行性筋ジストロフィーという難病を抱え、北海道札幌市に在住していた男性の鹿野靖明(しかの やすあき、1959年 – 2002年)がモデルの実話である。もし彼がもっと悲観的で、無難で、当たり障りない生活態度をする人だったら、映画化されていないだろう。彼のような破天荒な人間だからこそ映画化されるのである。

 

難病を抱えている人は大勢いて、その看病に苦しむ人も大勢いる。彼らを通して難病とそれに向き合う周囲の人の心労を理解する人が一人でも増えたら、この映画の価値はある。

 

 

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