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『いぬやしき』 レビュー(感想)と考察

『いぬやしき』

ポスター画像出典:『映画.com

 

宇宙人の手によって機械の身体となった初老の男性と高校生の活躍や苦悩が描かれる。人間がふと『力』を持った時、それに支配される人と、支配する人とに分かれる。では、それはどうやって決まるのだろう。環境が決めるのだろうか。元々人間には、人を殺す能力が備えられているが、人は安易に人を殺さない。その理由は、それがいけないことだと植え付けられているからだ。

 

だが、『あまりにも卓越した力を手にした場合』はどうだろうか。人はまだその状態になったときのマニュアルを用意していない。だからみんなで決めた一切のルールを超越した存在になったと考えてしまう。『神』が分かりやすい言葉だろう。

 

だが、人間が神になることはできるだろうか。そもそも神って?人の形をして長いひげで、杖を持っている?いや違う。神とは真理であり、真理から逸れた人間は、キリストだろうがブッダだろうが、神になることはできない。

 

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