ポスター画像出典:『映画.com』
最初は子供だましのぬいぐるみ系か、ted方面の二番煎じにも似た印象があり、距離を置いていた。だが、これが『観るべき映画』としてリストインされていたので、何かしらの見応えがある可能性は捨てきれなかった。結果、やはり中々見応えがある映画だった。かなり複雑な環境だが、100分しかない短編的な映画の中で、それをきちんと説明しきれているから、視聴者はそれに追いつくことができる。
それができるのは恐らく監督と脚本を務める彼らが中学時代から短編映画を作っていたという経歴があるからだろう。物語を短くまとめ、かつストーリーを盛り込むためには徹底的に無駄を省き、かつ詰め込むだけではなくメリハリの効いた流れを用意しなければならない。それがあればまるである種の小さな遊園地のジェットコースターのように、『案外楽しかったね!』という感想を与えることができるわけだ。
馬鹿馬鹿しい物語を信じ、あまりにも現実離れした現実で『常識』を抱えた人々から冷ややかな目で見られるも、それを超越した純粋さで奇跡を起こしていく。それは、彼の周りに起こる奇跡ということだけではない。なぜかその異常な現実が、正当化されるのだ。
熊(ted、ぷー、パーティで)映画を作る(エドウッド)ルーム(監禁