『アンナ・カレーニナ』
ポスター画像出典:『映画.com』
1877年にレフ・トルストイが発表した『アンナ・カレーニナ』の映画化作品。名作と名高いこの作品だが、やはり『ロシア文学は暗い』と言われるのも無理はない。だが逆を言えば、表層を彩ることに躍起になる人間の滑稽さを、『メッキと純金の違い』というイメージで暴露するのがうまいのである。つまり、『表層に躍起になる人ほど闇を抱えている』のである。
名作というのはこの世を生きている限り何度もその話を目にすることがあるので、一度は見ておきたい作品だ。