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『キュリー夫人』 レビュー(感想)と考察

『キュリー夫人』

ポスター画像出典:『ウィキペディア(Wikipedia)

 

放射線の研究で1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞し、パリ大学初の女性教授職に就任した偉人、マリ・キュリーことキュリー夫人を描いた映画ということで、貴重な作品だ。専門的な会話がいくつも出てくるが、天才の会話を見ているようで見ていて楽しい。もちろん、80年も前の映画であり、これが特に名作というわけでもないわけだから、現代版にリメイクされるか、違う形でキュリー夫人を描いてくれたらもっと嬉しいだろう。

 

何かの映画に『才能とは続けることじゃないかな』というセリフがあったが、その言葉の重みをよく理解できる話だ。ダイソンは5126回、エジソンは1万回。この言葉の意味がわかる人であれば、この映画で出てくる『5677』という数字の意味に圧倒されるだろう。