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『グリース』 レビュー(感想)と考察

『グリース』

ポスター画像出典:『映画.com

 

同名ミュージカル『グリース』を原作とした1978年の学園ミュージカル映画で。ジョン・トラボルタは『サタデーナイトフィーバー』といいこれといい、中年になってからの重鎮ぶりとは違い、完全に若者代表のキレのある動きと声色を魅せている。私はミュージカルは好まないが、『レ・ミゼラブル』でそのイメージを完全に一新させられる。では、『マンマミーア』や『ロックオブエイジズ』はどうかというと、それは特にそうでもない。したがって、ミュージカルにも当たり外れがあるのだ。『イントゥザウッズ』など史上最低だった。

 

ではグリースはどうか。これは相当いい。ユニークなダンスとコミカルな動きからは、若者のエネルギッシュなパワーを感じるし、全体的にかなりハッピーだ。ジョン・トラボルタの代表作として、私はサタデーナイトフィーバーよりもこっちを挙げたいくらい、前向きで明るく、価値のある映画だ。ちなみにこの映画の前日譚が、Netflixによって描かれるという。