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『続・荒野の用心棒』 レビュー(感想)と考察

『続・荒野の用心棒』

ポスター画像出典:『映画.com

 

続・荒野の用心棒』(ぞく こうやのようじんぼう、原題 Django)は、1966年のイタリアの映画。セルジオ・コルブッチ監督。クリント・イーストウッド主演、セルジオ・レオーネ監督作品のマカロニ・ウェスタン3作品は

 

  1. 『荒野の用心棒』(A Fistful of Dollars、1964年)
  2. 『夕陽のガンマン』(For a Few Dollars More、1965年)
  3. 『続・夕陽のガンマン』(The Good, the Bad and the Ugly、1966年)

 

で、その『荒野の用心棒』と同じように見えるが、原題を見ると『A Fistful of Dollars』と 『Django』なので大きく違うことがわかる。これは邦題をつけた日本人が間抜けとしか言いようがない。当時、このあたりの言葉を使ってれば『よくわからないけど面白そうだ』とでもなったのだろう。その時の歪みが残ってしまっている。

 

それならタランティーノのように『ジャンゴ』というタイトルをつけた方がいい。正当な続編ではないが本作に影響を受けたクエンティン・タランティーノが「Django Unchained」(邦題 ジャンゴ 繋がれざる者)を作った。「Django」で使用されたエンリオ・モリコーネの劇中曲を採用し、本作で主演のフランコ・ネロも端役で出演している。

 

この映画は喧嘩シーンのリアリティがすごい。60年も前なのにチープさというよりは、むしろ原始的な不変の迫力が伝わってくる。 いつの時代もエネルギッシュな人間たちがいたということを再認識させられる。