Contents|目次

『第九軍団のワシ』 レビュー(感想)と考察

『第九軍団のワシ』

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

 

時は120~140年のローマ。この時代のローマ帝国の状況や該当する映画を観てみよう。

 

ベンハー 0~30年 アウグストゥス、ティベリウス時代
クォ・ヴァディス 60年頃 ネロ時代
第9軍団のワシ、テルマエ・ロマエ 138年頃 ハドリアヌス時代
グラディエーター 180年頃 アウレリウス時代

 

このアウレリウスが五賢帝時代で、その後にペルシャと戦う『軍人皇帝時代』がある。その時の皇帝が『クォ・ヴァディス』で描かれる暴君ネロよりもあくどいことをしたかもしれないカラカラ。またウァレリアヌスという不幸な皇帝がいた。

 

とにかく今回は、ハドリアヌス時代だ。現在イギリスとなっているブリタニアの平定にいくため、ローマの兵士としてその地を訪れる。彼にとってその行為は、別の意味もあった。彼は20年前に父親が率いていた第九軍団が消息を絶ち、軍団の象徴「ワシの黄金像」の行方が分からなくなっていたことから、一家の名誉を挽回するためにブリテンへとやって来たのだった。

 

果たして、彼がそこで見た真実とは。