ポスター画像出典:『Amazon.co.jp』
双極性障害のため失業を繰り返し、いつしか家族のやっかい者になってしまった父親を描く。脚本家マイア・フォーブスが自身の父親と家族をモデルに執筆した脚本を、自ら初メガホンをとって完成させた。基本、このように病気を負ってしまった人は厄介者になるのが相場だ。私の周りにも精神が正常とは言えない人が大勢いる。皆なにかしらの精神病ではないだろうか。まずキリスト教の7つの大罪である
そしてブッダの言う罪である『執着』だが、これに支配されているようでは『精神が正常』とは言えない。それにもかかわらず自分が正常だと思っているならそれこそが『精神異常』の証拠だ。依存症は、自分のことを依存症だと認めないのが特徴である。
そこまで考えた時、確かに障害(ハードル)はある。だが、人生は元々ハードルだらけだ。それがあって当たり前で、それがない人生を幸せな人生と呼ぶのではなく、それとどう向き合ってきたかということを後で考えた時、振り返って後悔が内容な人生を幸せな人生というのである。