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『グラディウス ~希望への奪還~』 レビュー(感想)と考察

『グラディウス ~希望への奪還~』

ポスター画像出典:『Amazon.co.jp

 

 

1250年頃の中世ヨーロッパで一大王国を率いたダヌィーロ・ロマーノヴィチの波乱に満ちた半生を描く。歴史的事実にファンタジー要素がプラスされている。他のロシア映画に『フューリアス双剣の戦士』があるが、そこで描かれるのがロシア最強の剣士コロヴラート。彼はモンゴル帝国のバトゥに侵略されて対抗した人間である。モンゴル帝国の創始者チンギス・ハンの長男であるジュチ。この男の次男がバトゥである。

 

その話が1237年。その時ロシアという名前はないので『ウラジーミルスーズダリ大公国』となる。今回は『キエフ大公国』であり、このあたりは複雑だから大雑把に考えるとして、これら一帯はすべて『ロシア』と呼ぶことが多い。ロシアの原点はリューリクの作ったノヴゴロドだ。このリューリクの親族であるオレーグが、『キエフ・ルーシ』国家を成立。キエフ大公国の正式な国号が『ルーシ』で、ロマーノヴィチはその全ルーシの初の王だったのである。複雑である。

 

  • 1233年:モンゴルに負ける
  • 1237年:ドイツ騎士団に勝つ
  • 1240年:モンゴルのルーシ侵攻がある(『フューリアス』の舞台)

 

今回は1250年頃、それから少したってからのロシアの歴史だ。今回もモンゴルのバトゥが絡んでいる。この時代のモンゴル帝国がどのようにして他国とやり取りをしたか、そして他国はモンゴル帝国に対してどのように接したかの大体のイメージを客観視できる。

 

 

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