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『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』 レビュー(感想)と考察

『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』

 

 

1944年夏、ナチス・ドイツ占領下のポーランドで起きたワルシャワ蜂起を再現した映画。ここでワルシャワ蜂起についてまとめてみよう。

 

『ワルシャワ蜂起』とは、1944年の第二次世界大戦後期、ナチス・ドイツ占領下のポーランドの首都ワルシャワで起こった武装蜂起である。ソ連の援軍が到着したことにより、ポーランドのレジスタンスと合流し、ナチスを追い払う。当時、『ソ連軍が来る』というのは一つのキーワードで、彼らが到着したら地獄のようなナチスのの支配生活から解放されることを意味していた。

 

だが、今回の場合は違った。『ワルシャワ蜂起』の戦争に勝ったのはドイツ側だった。どうもソ連の動きがおかしい。実はこのワルシャワ蜂起は、ポーランド亡命政府主導の組織を壊滅させるための、ソ連の意図的な陰謀であったという説すらある。

 

つまりポーランドのレジスタンスは、ソ連軍に期待をして一緒にナチス・ドイツを倒そうと立ち上がるのだが、ソ連軍に裏切られるようなイメージで、ドイツに負けてしまう。この映画で感じるのは最初、

 

  1. ポーランド映画というマイナー感
  2. 戦場に化粧をした女性が参加する
  3. 謎の音楽&スロー演出

 

という要素で、眉間にしわを寄せながらある種身構えて観始めることになる。だが、もしそれらがすべて演出だとしたらどうだろうか。この映画を最大限に盛り上げるための要素として彼らが利用しているとしたら。北欧映画のこれからが楽しみだ。

 

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