『15時17分、パリ行き』
ポスター画像出典:『ヤフー映画』
少年時代、薬に頼って生きるしかないと言われた出来損ないの少年たち。だが、彼らは自分の人生を諦めなかった。自分の人生が何のためにあるのか、人一倍熟考した。そして遭遇したのだ。それは、15時17分のパリ行きの列車の中の出来事だった。自分がこのシーンに遭遇したら、どう行動するだろうか。何を考え、何を見て、何を覚悟するか。人間の土壇場での行動は、日頃のそういう人生の積み重ねが物を言う。これは、落ちこぼれと言われた少年たちが土壇場で真価を発揮した、真実の物語である。
『15時17分、パリ行き』。今年、この映画以上に魂が震える映画に出会えるかどうか、疑問だ。何年かに一度、こういう映画がある。これは、実話である。どんなに落ちこぼれと言われても、決して人生を諦めてはならない。いつか必ず、その命を使うときがくる。