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『ソウル・サーファー』 レビュー(感想)と考察

ソウル・サーファー

ポスター画像出典:『映画.com

 

13歳のときに鮫に襲われて片腕を失った少女、ベサニー・ハミルトンを基にした実話だ。サーファーとして生きようとしていた彼女は、ある時海で事故に遭うことになる。『サメ』だ。南国の天国であるハワイであっても、地獄のような事件は起こる。有名な日本人も、ここで死亡してしまったこともある。この世で完全に安全な場所などない。あるのは自然の摂理やこの世の真理と、その中で生きる人間だけだ。

 

13歳と言えば、どんな失敗もあり得る年齢だ。私などもはや自我があっても『無い』に等しかった。それだけ未熟で無様。しかし人間は必ずそういう時期を乗り越え、次のステージに進んでいかなければならない。だから、この時に大きな事故に遭うことはとても悔やまれる。人生で一番大事な時期だ。基礎になる時期。ここが崩れたら、この後の人生に大きくひびが入ることになってしまう。

 

果たして彼女は、この絶体絶命の窮地を乗り越えられるのか。乗り越えるとしても、どのような思いで乗り越えるというのか。

 

『End・・それは、始まりである。』