『カポーティ』
ポスター画像出典:『映画.com』
作家のトルーマン・カポーティ。彼はあの『ティファニーで朝食を』の原作者だ。これは、彼が代表作『冷血』を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画でもある。幼馴染で『アラバマ物語』の女性作家ハーパー・リーも出てくる。だから、それらの映画とセットで見ると、よりこれらの時代と世界観を満喫することができるだろう。アラバマ物語に出てくる『ディル』という少年のモデルは、カポーティなのである。
カポーティは同性愛者であった。作中では明言されていないので今調べるまでわからなかったが、秒で納得する『癖のある喋り方』をするので不思議ではない。映画を知ってる人には当時の裏事情などが知れて贅沢な作品だ。だが、もちろんそこには映画になるほどの難しい問題があった。