Contents|目次

『安市城 グレート・バトル』 レビュー(感想)と考察

『安市城 グレート・バトル』

ポスター画像出典:『映画.com

 

645年頃あった唐による高句麗侵攻を描く。日本ではちょうど大化の改新、つまり、中大兄皇子と中臣鎌足が起こした革命により、『天皇を中心とした集権国家づくり』が幕を開けた時だ。この時、朝鮮半島はまだ、

 

  1. 高句麗
  2. 新羅
  3. 百済

 

という3つの国があった。日本も『倭』であり、倭の国とこれらの国も密接なものだった。中国は唐。この時代の2代太宗(李世民)が、20万人とう圧倒的な規模で高句麗の安市城を襲った。果たして、この絶体絶命のピンチをどう切り抜けるのか。中国のような派手で無理のある演出がなければ、もっと歴史的価値のある映画となっただろう。

 

<b>唐の高句麗出兵</b>

644年から668年まで計3次にわたって行われた、唐による高句麗への侵攻である。