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『リバー・ランズ・スルー・イット』 レビュー(感想)と考察

『リバー・ランズ・スルー・イット』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

『スティング』や『明日に向かって撃て!』で有名なロバートレッドフォードが監督の作品。彼の作品をいくつか見たのだが、そのどれもがなかなか奥が深い物語を展開している。この映画も特に何か大きな出来事は起こらず、スーパーヒーローも出てこないのだが、なんとも哀愁のある一つの家族の話を描いている。大自然があり、そこに寄り添いながら大恐慌が始まる前のアメリカを生きたある家族があった。

 

人間には心がある。心があるから人間なのだ。その心が物語を複雑にする。それは人々の胸を苦しくするドラマチックな展開もそうだが、人々の心をかきむしる理不尽な展開にも発展させる。人間がいなくなればそのドラマはこの世から消える。そして大自然はそんな人間たちの都合に関係なく、いつもそこに在る。