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MOVIE RECIPE
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『MOVIE RECIPE』-映画がより楽しくなる魔法のレシピ-
- レシピ数:15
- 紹介映画:137
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。
1.『映画館』
映画館をテーマにした映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『ラストアクション・ヒーロー』
- 『マジェスティック』
- 『イングロリアス・バスターズ』
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』
ラストアクション・ヒーロー
映画好きの少年が、ある日映画の中に入り込んでしまう。
舞台は第二次世界大戦中のドイツ国防軍占領下のフランス。5章に分けて語られる物語の中心となるのは、ドイツ指導者の暗殺を企てる二人の主人公、一方はナチス親衛隊大佐(ヴァルツ)に家族を皆殺しにされたユダヤ系フランス人の女性映画館館主(ロラン)と、他方はユダヤ系アメリカ人からなる秘密部隊を率いるアメリカ陸軍中尉(ピット)であり、女の復讐劇と男たちの戦いは、ドイツのプロパガンダ映画が披露される夜に彼女の劇場が大炎上してクライマックスを迎える。
映画好きの少年と、映写技師のアルフレードの哀愁ある思い出を振り返る。『アンタッチャブル』で有名なエンニオ・モリコーネが醸し出す高潔なメロディーが、映画を哀しくも美しく、盛り上げる。
運営者
また、『人生はシネマティック!』という映画も、映画が関係してくる作品です。『ニューシネマパラダイス』を観ると、映画の鑑賞方法は人それぞれなのだということがよくわかります。日本では、エンドロールの最中に席を立つことが無礼であるという常識がありますが、世界ではそういうことはありません。この映画でも、『わっはっは!』と観客全員で大笑いして映画を楽しむシーンがありますが、ある国から言わせるとそれが自然なのです。
日本は、『アナ雪』や『ボヘミアンラプソディ』の際に見られたように、歌っていいと決まっている場合に限り、歌ったり楽しんだりする傾向が見られます。よってある国から見たら日本人は、『決められたことをきっちりやる堅苦しい人種だ』という印象のようです。一長一短がありますからね。確かに村八分を恐れて対人恐怖症が生まれた唯一の国でもありますが、逆に震災の時などの日本人の態度は、世界を逆の意味で震撼させました。
2.『カフェ』
カフェやダイナーを舞台にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『バグダッド・カフェ』
- 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
- 『アリスの恋』
- 『東京喰種 トーキョーグール』
- 『ダイナー』
- 『俺たちに明日はない』
- 『テルマ&ルイーズ』
恋人の心変わりで失恋したエリザベス。慰めてくれたのはカフェのオーナー、ジェレミーが焼くブルーベリーパイだった。しかし、それでも別れた彼を忘れられないエリザベスは、旅に出る。
東京喰種 トーキョーグール
『喫茶店あんていく』という場所から、物語が始まっていく。主人公が好意を寄せていた女性が、とんでもない人物だったのだ。
1959年のボルチモア。簡易食堂「ダイナー」を溜まり場にする、大人に成りきれない5人の若者の悪ふざけと、他愛もない会話をオールディーズナンバーにのせて描写している。
世界恐慌時代の実在の銀行強盗であるボニーとクライドの、出会いと逃走を描いた犯罪映画。クライドは刑務所を出所してきたばかりのならず者。平凡な生活に退屈していたウェイトレスのボニーはクライドに興味を持ち、クライドが彼女の面前で食料品店の強盗を働くことで更に刺激される。二人は車を盗み、町から町へと銀行強盗を繰り返すようになる。
アーカンソー州でウエイトレスとして働く中年の独身女性ルイーズは、親友で専業主婦のテルマと週末のドライブ旅行に出発する。彼女たちもボニー同様に毎日にうんざりしているところがあり、上記作品との類似性がいくつか見られる。
運営者
あるカフェに行くと、似たようなジャンルの話がそこら中から聞こえてくる不思議な光景があります。昼下がりのファミレスと同じような感じですね。そこでも妙な宗教の話や、ねずみ講にも似たいかがわしい話をする人がよくいる印象があります。大体は、そのカフェや店の近くにある業者の職種が関係しています。病み金融全盛期の頃の池袋の駅前等のカフェになると、そこらへんで借金の話をしていたり、何とも奇妙な光景です。
2023年のつい先日も、歌舞伎町やとある町で『半グレマンション』があると取り上げられていましたが、店やマンションの周りにそうした会社や業種の人たちがいれば、そのエリアにあるそうした場所は、そういう人たちで埋め尽くされます。その意味で、『あるカフェには、こういう風景が当たり前である』という映画の切り口は、妙に説得力があるものになりますね。
3.『ホテル』
ホテルを舞台にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『シャイニング』
- 『ドクター・スリープ』
- 『グランド・ブダペスト・ホテル』
- 『バグダッド・カフェ』
- 『キャビン』
- 『マスカレード・ホテル』
- 『モーテル』
- 『ホテル・ルワンダ』
- 『ホテル・ムンバイ』
- 『アイデンティティ』
- 『フランティック』
- 『ビザンチウム』
- 『ホテル・ニューハンプシャー』
- 『1408号室』
天才作家スティーブンキングの原作を鬼才スタンリーキューブリックが監督し、重鎮ジャックニコルソンが演じる伝説の作品。ある奇妙なホテルで様々な怪奇現象が起こり、翻弄される家族を描く。
マスカレード・ホテル
あるホテルを通して様々な事件が巻き起こる。舞台となった架空のホテルは、原作である東野圭吾の長編ミステリ小説の巻末に取材協力団体として紹介されている日本橋の「ロイヤルパークホテル」がモデルになったと推察される。マスカレードとは英語で仮面舞踏会を意味する。
モーテル
とある夫婦が見渡しの悪い道を走行している途中で事故に遭い、モーテルに逃げ込んでくる。携帯電話も使えないようなその場所で、とにかく一晩過ごすしかないとされるが、どうも様子がおかしい。
1994年、ルワンダで勃発したルワンダ虐殺によりフツ族過激派が同族の穏健派やツチ族を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上の難民を自分が働いていたホテルに匿ったホテルマン、ポール・ルセサバギナの実話を基にした物語である。
2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描いる。
あるアメリカ人夫婦がフランスの学会に出る為にパリにやってくる。だが、気が付くと妻の姿がない。夫は、言語の通用しない未知の場所で、ほんのわずかな手がかりを頼りに、手探りで妻を探し続ける。
ホテルの一室を舞台とするホラー映画である。心霊ルポの執筆者として知られるが、自身は超常現象に懐疑的なオカルト作家マイク・エンズリン。彼の元へ、ニューヨークにある「ドルフィン・ホテル」の葉書が届く。差出人不明のそれには一言だけ「1408号室には入るな」と書かれていた。
運営者
ホテルもカフェも映画館も、ここまでの舞台となる場所は共通して『知らない人がたくさん集まっている』という状況があります。ですから、殺人事件の現場としても舞台にしやすい状況だと言えます。ちなみに、『ロストイントランスレーション』というスカヨハとビルマーレイが出演する映画も、ホテルを軸にして話が展開されます。日本に来た外国人の孤独な心境をうまく描いているということで、海外から絶賛された映画です。
日本人からすると少し寂しい気もするのですが、それが事実なのでしょう。この映画の影響で、渋谷の交差点が世界的に有名になり、海外の人々が多く流入することになりました。
4.『洞窟』
洞窟を舞台にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『サンクタム』
- 『ダークナイト』
- 『グーニーズ』
- 『無言歌』
パプアニューギニアの巨大な地下洞窟において、海へとつながる水路を見つけたい探検隊。そこに折り悪く台風が襲来し、洞窟は水没。探検家の親子を中心に脱出を試みるも、舞台は地下洞窟であり、増水した水が迫り来る。ジェームズ・キャメロンの仕事仲間であるアンドリュー・ワイトの実体験に基づいたストーリーとなっている。
バットマンシリーズの代表としてこれを挙げるが、特にこの作品では、ブルースウェインが古井戸に落ち、コウモリの群れに襲われる。以来コウモリに怯える様になりあるいは”奈落”(pit)と呼ばれる地下監獄を舞台としてそこから生まれたヴィランを相手にする等、何かと洞窟的な要素が登場する。
1960年、中華人民共和国の反右派闘争によって、多数の人間が甘粛省の砂漠にある政治犯収容所に送られ、強制労働についていた。そこはほら穴のような、洞窟のような場所で、動物か何かのような扱いが行われていた。
運営者
洞窟は怖い印象がありますね。私も日本各地を回りましたが、島根県の世界遺産『石見銀山遺跡』ぐらいであれば、まだいいんです。入場者がたくさんいるような鍾乳洞や洞穴なども全然いい。しかし、一歩間違えれば山が崩れて埋もれてしまいそうな洞窟も中にはたくさんあって、それが恐怖ですよね。恐らくそういう場所では閉所恐怖症になる人も出てしまうのではないでしょうか。実際、石見銀山の近くにもそこで命を落とした大勢の人の墓がたくさん並んでいます。
日本では明治年間になると殖産興業の名の下、鉱山開発が盛んに行われました。しかし、当時の鉱山は利益優先で、労働環境は二の次であったため安全対策は劣悪な場合が多く、特にガス爆発や粉塵爆発が発生しやすい炭鉱においては、しばしば大規模な事故が発生しました。日本の主な炭鉱事故の歴史を見ると、そのほとんどが爆発事故であり、一度の500人近くの人が死んでしまうこともありました。
5.『無人島』
無人島を舞台にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『キャスト・アウェイ』
- 『LOST』
- 『東京島』
- 『ザ・ビーチ』
- 『スイス・アーミー・マン』
- 『6デイズ/7ナイツ』
- 『青い珊瑚礁』
- 『ブルーラグーン』
とある事故によって無人島で暮らすことになってしまった男が描かれる。果たして彼は生き延びれるのかどうか、というところも大きなテーマとなる。それを強く実感しているのが彼自身であり、もしこのまま永遠に助けが来ないなら、死んでしまうことになる。
LOST
映画ではなく連続ドラマだが、無人島に不時着する話としてこれを見ておくことは損にならない。
東京島
多くの謎を残した複数の男性の怪死事件。1945年から1950年にかけて、多くの謎を残した複数の男性の怪死事件であるマリアナ諸島のアナタハン島で起きたアナタハン島事件をモチーフに創作された作品。
人生を変えたくてタイに一人旅に来た青年。そこで、とある無人島の話を聞く。そこに住み着いている謎の人々が、秘密裏にコミュニティを作って謎の儀式をしたり、決まり事を作って暮らしている。
スイス・アーミー・マン
無人島に流れ着いたハンクは絶望から自死しようとしていた。その矢先、彼は浜辺に打ち上げられていた死体を発見した。原題の「Swiss Army Man」は、死体のメニーがスイスアーミーナイフのように様々な機能を備えていることに由来している。
南海の無人島に不時着した男女の脱出劇を、コミカルに描くアクション映画。駄作と評される節もあるようだが、とにかく自然が壮大で美しく、それどころではない。ドキュメンタリー映画が圧巻の大自然の光景だけで持つように、これもそのおかげで駄作にはならない。
船の事故によって子供二人と大人一人だけが島に漂着する。そのうちすぐに大人が死んでしまい、教わっていた最低限の生活の知恵を使って何とか生き残る男女の少年少女が描かれる。私が子供の頃はモザイクがあるいかがわしい映画だったが、実はかなり深いテーマを突いた映画だった。
その映画の続編がこれ。両者ともに、老子の言う『小国寡民』の実態について想像できる作品となっていて、ここでは途中、女性が外来文化の『化粧』等を覚えて男の興味を引こうとするシーンがある。これが、単純に見えて、人間にとって極めて重要なシーンとなっている。つまり、化粧はこの世にいるのか、いらないのか。では、キャバクラや風俗、アダルト動画は?
運営者
最初、人間には化粧はありませんでした。ネオンもないし、携帯電話もインターネットもない。時間が経つにつれて利便性が研ぎ澄まされていく一方、18世紀の産業革命以降に世界人口の増加ペースが速くなり、1800年には10億人程度に達します。そして、20世紀に人類は人口爆発と呼ばれる人類史上最大の人口増加を経験しました。
国連の推定では19世紀末の1900年におよそ16億人だった世界人口は20世紀半ばの1950年におよそ25億人となり、20世紀末の1998年にはおよそ60億人にまで急増。特に第二次世界大戦後の増加が著しいとされています。ある映画で専門家がこう言うシーンがあります。
『もし人間が太陽光だけを利用して生きていたなら、10億人が生きるくらいがちょうどだった。』
6.『砂漠』
砂漠を舞台にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『無言歌』
- 『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
- 『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』
- 『奇跡の2000マイル』
- 『砂漠でサーモンフィッシング』
- 『アラビアの女王』
- 『アラビアのロレンス』
- 『王様のためのホログラム』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- 『エクソダス:神と王』
- 『カンダハール』
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』
- 『オデッセイ』
- 『風の谷のナウシカ』
1959年に英国ハマー・フィルム・プロダクションが制作した『ミイラの幽霊』(テレンス・フィッシャー監督)に続き、1932年公開の『ミイラ再生』(カール・フロイント監督)の二度目のリメイク作品である。
世界中のあらゆる場所に眠っている秘宝を探し出すトレジャーハンターが、サハラ砂漠を舞台に駆け巡るアドベンチャームービー。映画の脚色で問題になったらしいが、内容自体は爽快感があって中々面白かった。
英国環境省の水産学者に、『砂漠でサーモンフィッシング(鮭釣り)をしたい』というイエメンの王族からの依頼が入るが、砂漠には水がないため非現実的であると依頼を断る。だが、ビジネスとして極めて有益であることを悟った周囲の要人たちが、この取引を成立させるよう画策する。
1914年、第一次世界大戦がはじまると、オスマン帝国はドイツ率いる『三国同盟』と同盟を組む。するとイギリスは、オスマン帝国を解体させようと画策するようになる。この主人公であるイギリス情報将校T・E・ロレンスというのは、第一次世界大戦中にアラブ人がオスマン帝国へ反乱を起こしたときに派遣された人物。
20世紀初頭、イラクとヨルダン両国の国境線を引いてイラク建国の立役者となり、“砂漠の女王”と呼ばれたイギリス人女性ガートルード・ベルの生涯を描いている。上記記作品の『アラビアのロレンス』も登場する。
王様のためのホログラム
ある日、生活に追い込まれた男がサウジアラビアの国王に立体的な映像を投影する3Dホログラムを使ったテレビ会議システムを売り込むため、サウジアラビアに派遣される。
核兵器による大量殺戮戦争勃発後、生活環境が汚染され、生存者達は物資と資源を武力で奪い合い、文明社会が壊滅した世界を舞台とする。前作『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4作である。
主人公のナファスを演じたニルファー・パズィラは実際にアフガニスタンからの難民で、この作品は彼女の実体験にフィクションを交えて描かれている。アフガニスタンにおける、貧窮、女性差別、それらの中に生きる人々を描き出した作品。
アイガー初登頂で知られるオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝の映画化。彼がチベットで過ごした7年間、彼と若きダライ・ラマ14世との交流を描く。
火星の有人探査計画のチームの一員として参加して、一人置き去りにされた宇宙飛行士の生存をかけた孤独な奮闘と、彼を救いだそうとするチームのクルー達と、地球のスタッフ達の努力を描く。荒野である火星の様子を描くため、砂漠地帯のような場所で撮影が行われている。
だが砂漠地帯に見えるナウシカらが生活するあの場所は、この説明を見ればよく分かる。『「火の七日間」という最終戦争によって、巨大産業文明が崩壊してから千年後の地球。荒廃し砂漠化した大地は錆とセラミック片に覆われ、「腐海」という有毒の瘴気を発する菌類の森が徐々に拡大していた。』つまり、砂ではなくセラミックの欠片である。
運営者
砂漠というのは、降雨が極端に少なく、砂や岩石の多い土地の事を言います。ですから、『ナウシカ』のあの土地は『セラミックの欠片や錆』で構成された土壌であり、砂漠とは違うものです。砂は拡大すれば石の欠片でできていることがわかりますからね。そういう自然のものではなく、人工物であるというところがポイントなのです。そして、人間が荒れ果てた荒野としてしまった大地を、人間が気付かないような水面下で浄化していた存在があった。
ナウシカが落ちた腐海の底にある空気が澄み切ったエリアでは、マスクをしないで呼吸しても肺が潰れなかったわけですが、あのような空気を作ってくれていたのは、植物や菌類といった、我々人間が普段見下している生命体だったのです。そのエリアを、更に見下す存在の一つである『虫』が守ります。あの映画で言いたいのは、結局人間というものは地球のリーダーのような顔をしてこの星でやりたい放題にやっているけれど、その尻拭いをしているのは『下級生命体』として見下している存在なのである、ということ。人間の愚かさを痛感する映画となっているわけですね。
7.『海』
海を舞台にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『マスター・アンド・コマンダー』
- 『日本海大海戦』
- 『連合艦隊』
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン』
- 『タイタニック』
- 『守護神』
- 『パシフィック・ウォー』
- 『喜望峰の風に乗せて』
- 『フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石』
- 『ウォーターワールド』
- 『海にかかる霧』
- 『ソウル・サーファー』
- 『あの夏、いちばん静かな海。』
- 『サーファーのプライド』
- 『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』
- 『パーフェクトストーム』
- 『白鯨との闘い』
- 『蟹工船』
- 『クリムゾン・タイド』
- 『レッド・オクトーバーを追え!』
- 『ブラック・シー』
- 『U-571』
- 『ハンターキラー 潜航せよ』
『マスター・アンド・コマンダー』はフィクションだが、作中でラッキー・ジャックこと名艦長ジャック・オーブリーが『ネルソン』とう名前を何度も口にする。ジャックはネルソンを尊敬し、あるいは認められるべく存在だという。当時、その名を知らない軍人はいない。彼は海の覇者に相応しい人物だ。
世界の三大記念艦は、イギリス海軍「ヴィクトリー」、アメリカ海軍「コンスティチューション」、大日本帝国海軍「三笠」が挙げられる。『日本海大海戦』は、日露戦争開戦から、乃木希典による旅順攻略、日本海海戦における東郷平八郎率いる連合艦隊がバルチック艦隊を撃破するまでを描く。
世界第3位の規模を誇った旧日本海軍の『連合艦隊』が、1940年の日独伊三国同盟調印により第二次世界大戦=太平洋戦争(大東亜戦争)開戦に至り、約5年後の戦艦大和撃沈によって、その終焉を迎えるに至るまでの軌跡を描く『連合艦隊』。戦艦大和は、史上最大にして唯一46センチ砲を搭載した超弩級戦艦である。
重い内容が続いたのでここで一息。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のブラックパール号も海を制覇した船だということを忘れてはならない。この船の最大の特徴はカリブ海で一番といわれる高速で、インターセプター号にも軽く追いつく。
想像すればわかるように、船旅前の心境は皆、冒険者である。船が沈没したり飛行機が墜落する可能性はゼロではないし、旅先で何が起こるか分からない。この映画は『アバター』が登場するまで圧倒的世界一位の売り上げを誇った。
アメリカ沿岸警備隊の話で、過去に問題を抱えるベテランと、能力のある新米の、才能同士の衝突が見られる。二人はある共通点を持っていて、信念の高さゆえに目線が一致し、衝突していても、心では意気投合する。彼らが真剣だったのは、命がかかっているから。そして過去があるから。我々は最後、ケビンコスナー演じるこの男の行動に、魂を揺り動かされる。
1945年頃。戦争終結の極秘任務を命じられたアメリカ海軍の巡洋艦インディアナポリスとその艦長チャールズ・B・マクベイ3世という人物が遂行する『極秘ミッション』。
1968年にヨットでの単独無寄港世界一周レースに参加した実在のビジネスマンであるドナルド・クローハーストの自伝映画である。彼のそのレース参戦は、一世一代のギャンブルでもあった。家庭があり、優しい夫かつ父であった彼は、なぜそんな冒険をしてしまったのか。
この場合、温暖化の進行により北極・南極の氷が溶けて海面が上昇した結果、海だけが広がる海洋惑星となったという状況が存在している。大自然の大きな流れによる氷河期や温暖化は止められないが、人為的な問題なら人間の責任だ。少しでもそういう意識を強化したい。
13歳のときに鮫に襲われて片腕を失いながらも、サーファーを目指したベサニー・ハミルトンの実話を描いている。やはりそれがゆえに自然の怖さを痛感するが、彼女はそれでもサーフィンをやめなかった。
聴覚障害のある青年が、ゴミ回収の仕事をしているが、ある日その中から使えそうなサーフボードを見つけ、サーフィンを始める物語。最初は馬鹿にされるが、元々根気強い性格で、徐々に周囲の目も変わってくる。お笑い芸人、ビートたけしの映画とは思えないような、繊細で温かい、哀愁ある物語である。
アメリカのサーファーであるジェイ・モリアリティを描いた伝記映画。詳しく書けないが、ラストシーンの俯瞰視点でのカラフルな海に注目したい。
1991年秋の大嵐で行方不明になったアンドレア・ゲイル号を巡る人々を描く。乗っていた20歳代から30歳代の漁師らがどのように育って漁師となりどのように生活を行ってきたかが描かれ、航海の背景、大嵐、アメリカ・カナダの沿岸警備隊による捜索活動が描かれる。
目を覆いたくなるような地獄の蟹工船内部から物語が始まる。当時の蟹工船はある種の無法地帯であり、貧困層から募集した出稼ぎ労働者に対する資本側の非人道的酷使がまかり通っていた。『おい、金稼ぐんだろ?だったらこの条件でやれよ』ということだ。だが、彼らは立ち上がることを決意するのだ。
キューバ・ミサイル危機中に現実に起こった、ソ連潜水艦副長ヴァシリー・アルヒーポフのエピソードをモチーフとしている。ヴァシーリイ・アルヒーポフは、ソ連海軍の軍人。キューバ危機の際、アメリカ海軍への核魚雷の発射を防いだ。当時、核魚雷の発射には乗艦する三人の士官の承認が必要だったが、小艦隊司令および副艦長であったアルヒーポフだけがその承認を拒否した。この事実は、2002年に初めて公になった。
黒海に沈んだUボートに積まれた金塊を手に入れるべく潜水艦で旅立った男たちのスリリングな冒険を描く。『Uボート』というのはドイツ海軍の保有する潜水艦の総称で、一般的には特に第一次世界大戦から第二次世界大戦の時期のものをいう。
ロシア領バレンツ海にて、アメリカ合衆国海軍潜水艦USSタンパベイが何者かに撃沈され、消息を絶つ。軍上層部は詳細を調べるためにジョー・グラス艦長の指揮する潜水艦USSアーカンソーの派遣を決定する。
運営者
海の映画は探せばもっとたくさんありますよね。『ジョーズ』などもそうですし、そうした巨大ザメや津波的なもの、海難系のものを探せばたくさんあります。また、『ワイスピ』なども『夏と海』という印象がある人がいるかもしれません。海が映る映画というのはそれだけで絵になるからなのか、案外B級的なものも多い印象です。しかし、やはり本当にそれだけで絵になるので、私などはそういう映画を夏に大きなテレビで流しておきたいという感覚になったりします。ですから、youtubeの海辺の映像などをひたすら10時間とか、それくらい流したりしますからね。
8.『橋』
橋を舞台にした映画がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『誰が為に鐘は鳴る』
- 『続・夕陽のガンマン』
- 『戦場にかける橋』
- 『遠すぎた橋』
- 『カジュアリティーズ』
- 『アンナと王様』
- 『マディソン郡の橋』
- 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』
この映画は『荒野の用心棒』(1964年)と『夕陽のガンマン』(1965年)から続く「ドル箱三部作」の第3作目。物語は、南軍の金貨を求めて南北戦争のアメリカを冒険する3人のガンマンを中心に展開する。この映画でも『橋』が一つの鍵となる。
第二次世界大戦に日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らが描かれる。日本軍は彼らを強制的に泰緬鉄道建設に動員しようとするが、そのミッションに重要な要素となる『とある橋』を爆破しようと、反乱を画策する。
第二次世界大戦後期に行われた連合軍の空挺作戦であるマーケット・ガーデン作戦を題材にしている。いくつかの橋を占領することで戦況を優位にしようとするが、徐々にその作戦の無謀さが露呈し始める。
ベトナム戦争中、1966年の「兵士による少女強姦」という実際に起きた事件(192高地虐殺事件)を、戦場に於ける犯罪を告発した退役兵士の回想として描いた作品で、カジュアリティーズとは死傷者を意味する。この映画でも『とある橋』が一つの見どころとなる。またクライマックスの戦闘シーンは『戦場にかける橋』で有名なクウェー川鉄橋で撮影された。
1860年頃。『アンナとシャム王』の元になったアナ・リオノウンズの手記『英国婦人家庭教師とシャム宮廷』を原作に映画化された作品。この映画でも『橋』が一つの鍵となる。
1989年の冬、母の葬儀のために集まった長男と妹が、彼女の遺書とノートを読み始める場面からストーリーがはじまる。「火葬にしてローズマン・ブリッジから灰を撒いてほしい」というもので、平凡だと思われていた母親の秘められた恋を知ることになる。この映画でも『橋』が一つの鍵となる。
U-2撃墜事件でソ連の捕虜となったフランシス・ゲイリー・パワーズの解放のために動く弁護士のジェームズ・ドノヴァンを中心に描かれる。題名の『ブリッジ・オブ・スパイ』とはスパイ交換が行われたグリーニッケ橋を指す。
運営者
橋というのは意味深でもあり、世界遺産に登録されているようなものもあります。神のいる場所にかかる道とか、そういう意味があったりして、神聖な感じがあるんですね。面白いことに今ではまったくそういう考え方はありません。昔のそういう文化を尊んで思いをはせるということはあっても、今、『神がいる場所に橋をかけるんだ』とかそういうことを言ったり、『あの人は偉大だから簡単に近づいてはいけない』とか、格差を感じることを言ったら時代錯誤として批判されることになります。
今はむしろ、LGBT問題ですら再考しなければならないとされていて、より多様性と平等性を主張しなければならない時代です。ただ、それによって確かに生きるのが楽になる人はいても、『楽』と『楽しい』は違うという事実が存在することも、同時に理解しなければなりません。例えば、皆が生きるのが楽になり、楽をすることがメインになると『自分かつ人間本位』になります。するとその歪が他の部分に生じてしまい、そこから亀裂が入ってこの世界が崩落するということもありえます。
『「一体どれだけ努力すればよいか」という人があるが、「君は一体人生を何だと思うか」と反問したい。努力して、創造していく間こそ、人生なのである。』
私の好きな言葉です。その選択を取った延長線上に世界の崩落があるなら、その選択肢は間違っていたということになります。戦争や帝国主義などがそうですね。神様問題もそうでしょう。今は『過去のもの』ですから。人間は大きなエネルギーのうねりに逆らえませんから『流行』に支配されます。しかし、この世界を支配しているのはその流行も含めた『真理』。未来永劫、たった一つそれだけが、この世界に断固として存在し続けるのです。