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『泥棒成金』 レビュー(感想)と考察

『泥棒成金』

 

 

主演のケイリーグラントは『シャレード』でオードリー・ヘプバーンと、『モンキービジネス』でマリリン・モンローと、『赤ちゃん教育』でキャサリンヘプバーンと、そして今回でグレース・ケリーと共演していて、今の時代も名を知る伝説的な女優たちとの共演が多いだけでも、注目が集まる俳優である。今の所私はシャレードとこれを観たが、両方とも名作だ。特にこれらの映画は70年も前の映画だというのにそう思わせるのだから凄い。

 

またこれは余談だが、公開翌年の1956年、主演女優のグレース・ケリーはロケ地のひとつであるモナコ公国のレーニエ大公と結婚する。その様子はニコールキッドマン主演の『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』で見ることができる。また、本作にはモナコ市街を一望するチュルビ村までドライブするシーンがあるが、グレースケリーこと、グレース大公妃は1982年にこの場所の近くで自動車事故を起こして他界した。