『みんな元気』
ポスター画像出典:『Amazon』
正直、デニーロがこういう役を演じるだけでもう作品の価値が下がってしまう第一印象を得る。彼に期待しているのはもっと違うイメージだからだ。その後、しばらく思った通りの『情けない』彼の様子が展開されていく。
だが、実は情けないのは彼だけじゃないということがわかってくる。そして意外と最後には心が温かくなり、(うん、これはいい映画と言わなきゃ嘘になるな)という感想が強くなっているのだ。売上自体は400万ドルの赤字だが、豪華な俳優陣の実力も相まって、これはなかなか侮れない映画である。