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『リバティーン』 レビュー(感想)と考察

リバティーン

ポスター画像出典:『Amazon

クロムウェルが王を処刑して独裁政権を取るも、死後に王政復古したイギリスは、技術、芸術様々な面で急速に発達していた。社会では、自由主義の風潮から性に対する考え方も大きく変わっていた。そんな中、イギリスに実在した天才詩人、第2代ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットは、梅毒に侵されてしまう。太く短い、詩のような人生を送る人は稀である。詩で唄うのは簡単だが、その人生を生きてみせることは、容易ではない。かの歴史的英雄ナポレオンは、あまりにも惨めな最期を迎えたという。だが、生きた。図太い人生を逞しく生きるか、賢く生きるか。