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『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』 レビュー(感想)と考察

『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』

ポスター画像出典:『Amazon

 

これは映画というよりもドキュメンタリー映画である。まるで、美術館でダヴィンチの絵を見に行くつもりで、この作品を見るといい。だから、これが美術館で流れていたとしても何ら不思議ではない。気持ち的にも、そういうスタンスを整えることが求められる作品である。ダヴィンチは絵だけではなく、大砲、運河、街に至るまで、様々な物を作った。医学の勉強をし、人体の研究をし、論理的に美術と向き合い、二次元の絵が当たり前だった時代に、パラダイム転換をもたらせた。

 

ちなみに、漫画の世界で初めて彼と同じような立体感を描いたのは、手塚治虫だという。