ポスター画像出典:『映画.com』
父親が家にこのビデオを持っていたことが手伝って、この作品は子供の頃から常に見続けてきた。過度に依存はしていないが、そういう意味でとても貴重な映画なのだ。シュワちゃんがムキムキで友人と腕相撲をするシーンや、泥に隠れたはずがプレデターに見つかったシーン、ガムをくちゃくちゃ噛みながらマシンガンぶっ放すシーンなど、強烈に頭に焼き付いているシーンがいくつもある。その中でも、やはり最も強烈なのが音楽だ。すべてが絡み合ってこの映画の価値が引き上げられている。
『リーサルウェポン』のダニー・グローヴァーがたった一人でプレデターと戦う。子供の頃の印象は、シュワちゃん率いるあれだけの最強軍隊が総出でかかって負けたのに、一体このおっさんは誰なんだという印象だった。大人になって彼がどういう俳優かを知っていったのだが、この作品のピークはやはり1だったと言える。だが、興行収入が減り、オワコン化したのかというとそうでもない。この映画のコアなファンが大勢いて、新作が出るたびに話題になるのだ。それだけ強烈に人の心に侵入してくる。それがプレデターだ。
エイリアンはカウボーイとも戦っているが、実はそのエイリアンはこのエイリアンではなく、違うエイリアンだ。プレデターも色々な戦士と戦ってきた。その中で、もちろんシュワちゃんとの戦いが最も見応えがあったが、それ以外で見ものだった対決と言えばこれだ。怪物界の二大スターがこの作品で全面衝突する。
とある人々が気づいたらパラシュートで落下していて、地上に降り立った。記憶をたどって考えても、状況的にも、自分の生い立ち的に考えても、それは歓迎されておらず、近くにいるのは敵であることは明白。急いで武器を見つけ、見つけた人間がいれば尋問し、状況を確認する必要がある。すると、気づけばそこに集まった人々は、傭兵、軍人、マフィア、ヤクザなど、世界各地から集められた問題児たちだった。
20年以上も前にシュワちゃんの『プレデター』を何度も何度も見て、BGMが頭に焼き付いている私にとって、この曲がいまだに新作映画で、映画館で流れているのが不思議である。プレデターはエイリアンだ。賢く、高い攻撃力を備えている。人間は、彼らにどこまで対抗できるのだろうか。彼らの存在を通して、人間の潜在能力の高さを垣間見ることができる。この映画の音楽を、いまだに映画館で聞くことができるのは不思議であり、うれしい。
プレデターはエイリアンだ。賢く、高い攻撃力を備えている。人間は、彼らにどこまで対抗できるのだろうか。彼らの存在を通して、人間の潜在能力の高さを垣間見ることができる。