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『300 〈スリーハンドレッド〉』 レビュー(感想)と考察

300 〈スリーハンドレッド〉

 

 

実際にあったと言い伝えられている、古代最高の戦い。『ペルシャ戦争』と『ペロポネセス戦争』で、アテネとスパルタは手を組み、ギリシャVSペルシャの戦いが行われた。この世界で二番目に帝国の覇者となったペルシャ帝国の数と勢いは圧倒的で、それに対抗するためには自らの命を武器にする以外には選択肢はない。実に100万人以上のペルシャ軍に対し、男の中の男たち、スパルタ軍はたったの300人で彼らに突っ込んだ。

 

 

300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜

上にある『300 〈スリーハンドレッド〉』と同じ時間の別の戦い、エーゲ海での海戦を軸にしている。つまり、これもペルシャ戦争である。前作があまりにも有名な歴史の一場面を切り取ったものだからそれよりは劣るが、前作と併せて観れば、ペルシャ戦争を思う存分体験することができるだろう。戦争の悲惨さや、法律もなく警官のいない当時の秩序などの状態を想像することができる。

 

この作品の主役である実在する人物でもあるテミストクレスは、ペルシャ帝国の王、ダレイオスにめがけて矢を射る。その矢が、この物語の運命を大きく変えることになった。