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『グリーンブック』 レビュー(感想)と考察

グリーンブック

ポスター画像出典:『映画.com

 

ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン”ドクター”シャーリーとシャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人の警備員トニー・ヴァレロンガ。彼らのどちらかが同性愛者であり、それがこの話を複雑にしている。グリーンブック。翻訳すると『緑の本』。何とも直感的には『安心で、落ち着いた、退屈なもの』という印象を得る。だが違う。全く安心して外を出歩けない。やり場のない怒りがこみあげて来る。だがなぜか、安心して見ていられる。そういう映画だ。