ポスター画像出典:『映画.com』
1960年のカンボジア。1955年11月から1975年4月30日まで行われたベトナム戦争を考えてもわかるように、この時代の東南アジアは、荒れてしまっていた。『クメール・ルージュ』と言われる過激な武装集団が存在していた。彼らの中には10代の若者も大勢いて、その荒れた地を生きていくために、彼らなりの自己防衛を主張し、カンボジアを力づくで統制しようとしていた。これは、後にピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグの体験に基づく実話を映画化したものである。そこら中に死体の山が転がっている光景を見たとき、人は何を想うだろうか。そこにある遺骸は、我々に何を訴えかけるだろうか。