Contents|目次

『ブラッド・ダイヤモンド』 レビュー(感想)と考察

ブラッド・ダイヤモンド

ポスター画像出典:『映画.com

 

 

『ブラッド・ダイヤモンド』とは、紛争の資金調達のため不法に取引される、紛争ダイヤモンドである。アフリカ・シエラレオネの内戦(1991年 – 2002年)を舞台に、ブラッド・ダイヤモンドを中心としたアウトローたちの物語が展開されていく。作品内で奥の深い言葉が登場する。『とうの昔に神はこの地を見捨てている』。『ホテル・ルワンダ』のエンディングでも、我々は『アフリカと神』について熟考させられるが、現在も20万人以上存在すると言われる少年兵たちや、麻薬、強奪、強姦、虐殺といった、あまりにも無残な現実を考えたとき、この話の奥行きは、何回層も深くなっていく。

 

ブラッドは、『血』である。この作品で流れたブラッドには、一体どのようなメッセージが込められているのだろうか。