ポスター画像出典:『映画.com』
デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンが起こしたある事件が映画化された。一体何が起こるのだろうか。冒頭から何かが起きそうな気配が常に漂っている。だが、いつまでたっても何も起こらない。起こるが、すべてある程度想定できることである。まさかこのまま終わってしまうのか。いや違う。我々はラスト15分で、衝撃的な展開を目の当たりにすることになる。
ウォーレン・バフェットは言った。
『金は人を変えない。金は人の本性を浮だたせるだけである。』
それであれば、最初から大金持ちだった彼はただ『子供のまま成長していなかった』だけだ。この財閥もまた、戦争時に武器を売って稼いだ金を資金源にして成り上がった一族だった。