『禁じられた遊び』
ポスター画像出典:『映画.com』
人は死ぬギリギリまで『綺麗だ』と感じることができるという。つまり、人間は綺麗なものに異常なまでに執着し、汚いものは見ようとしない。それは確かに、人がこの儚い人生を力強く生きていくための、知恵でもあるだろう。であるからして、我々はこの映画で最初にあるシーンを、忘れようとする。だが、そうはさせない。エンディングで我々は、映画からそういうメッセージを受け取ることになるだろう。
ちなみに私が1960年以前の映画で『超えてきた』と感じたものは、
- 素晴らしき哉、人生!
- 雨に唄えば
- 西部戦線異状なし
- 赤ちゃん教育
- ローマの休日
- ティファニーで朝食を
- 禁じられた遊び
ぐらいしかない。