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『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』 レビュー(感想)と考察

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード

 

『デスペラード』

メキシコの雰囲気がビンビン伝わるこの世界観の影響で、『リメンバーミー』でああいう展開があっても動じない。メキシコがどういう国か教えてくれたのが、この映画だ。前作の『エル・マリアッチ』は7000ドルという低予算で制作されたが完成度の高さから、当時無名であった監督ロバート・ロドリゲスを一躍有名にさせたという。これは二作目、そして三作目が『レジェンド・オブ・メキシコ』である。

 

ラテン系の夏。Juno reacterのあの音楽とジョニー・デップのくりぬかれた目が衝撃的。この音楽はクラブシーンでも最高に盛り上がることで有名だ。

 

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード

とにかく音楽の『Pistorero』(Juno Reactor)が格好いい。そしてジョニー・デップとW主演というだけあって、贅沢な映画だ。彼がマフィアにされた衝撃的な仕打ちが強く印象に残る。まだ映画に何の主体性もない当時の私でも、その衝撃的な映像だけは強く脳裏に焼き付いた。