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『未知との遭遇』 レビュー(感想)と考察

未知との遭遇

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

一度は見ておかなければならないビッグタイトルの一つだ。この時代(1977年)で考えれば相当インパクトがあっただろう。UFOや雪男、ツチノコ、ネッシー、グレイなどのUMAの存在が強く信じられていた。もっと前に遡るなら、悪魔や怪物だ。世界各地にそうした怖い噂があり、その噂を論破するだけの完全な証拠がなかっただけに、確信が持てずに、より人々の心に強い恐怖心を植え付けた。

 

かつて『虫歯』は、歯に穴が開いたところに、何か歯に穴をあける不思議な力を仮想したり、ときには悪霊などの仕業だろうと考えていた。それに対し、アメリカ人のミラーが、ドイツのロベルト・コッホ(1843~1910年)の研究所にいて、結核やコレラのように、何かのバイ菌が虫歯をつくるのだろうと、口腔中のいろいろな菌を調べ、『化学細菌説』という理論を出したのが、虫歯に対する最初の学説である。

 

そうした人間の歴史と、その時代における人々の心理状況を想像しながら鑑賞すると、なかなか見応えのあるものである。

 

 

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