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『大統領の陰謀』 レビュー(感想)と考察

大統領の陰謀

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

 

説明をそのまま書くことになるが、複雑な内容の為、概要についてはそうした方がいいだろう。1972年6月17日、首都ワシントンD.C.のウォーターゲートビルで働く警備員のフランク・ウィルズが建物のドアに奇妙なテープが貼られていることに気付き、ワシントンD.C.首都警察に通報。民主党全国委員会本部オフィスに侵入していた5人組の男は不法侵入の罪で逮捕された。

 

ここに(演:本人)とある。これを観るまでそれが本人だったと知らなかった。映画にはこういう楽しみ方もある。後で気づくのだ。

 

さて、1960、70年代のアメリカは実にネタが尽きることがない。このニクソン大統領のウォーターゲート事件もその大きな出来事の一つだ。ただ、内容としてはそう派手ではない。銃が乱射されたり、美男美女が肉体美をさらし、爽快な音楽が高揚感を煽ることもない。ただ、『衝撃的な事実』を淡々と伝える形になっている。『これだけで映画になる』というほどの大事件だったのだ。

 

しかし与える印象は大きい。この映画に影響されてジャーナリストになった人もいる。そして奇しくもそのジャーナリストが後に『違う映画の主人公』になるのだ。

 

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