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『砂と霧の家』 レビュー(感想)と考察

砂と霧の家

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

 

二方向の人物が登場する。両社とも、『家』を巡って対立する。一人にとっては当然、親が遺して自分が暮らしたこの家を守りたい。だが、お金を払って勝ったのはもう一方だ。イランからはるばるやってきて、生きる為に命がけの人生を送っている。アメリカとイランの関係は悪い。イラン革命とは、アメリカが脱イスラム化をさせようとしたエリアで起きたイラン(ペルシャ)人の革命。それでイランは、『イラン・イスラム共和国(1979年~)(通称イラン、あるいはペルシャ)』となった。アメリカの参入と、イスラム勢力の弾圧を力づくで行ったことにより、彼らの心底に眠っていたイスラム魂に火が付き、この革命は起こった。

 

両者は家を通してそういう規模での確執を抱えていたかもしれない。少なくともイラン人の方は頑なだった。これは、『チェンジングレーン』という映画と併せて観ることで、とてつもない教訓映画へと昇華する。この根幹にあるテーマはこの世で最も重要なものかもしれない。

 

 

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