ポスター画像出典:『映画.com』
全作品にある『酔拳』から2となるが、続いているわけではないのでここから観ても問題ない。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』同様、伝説の武道家ウォンフェイフォンをジャッキー・チェンが演じる。その作品が『シリアスな一面』を描くのに対し、この作品では彼の『ユニークな一面』を描いている。二つとも同時代から存在していたが、日本人の子供である私に届いたのは酔拳の方だった。だからジャッキー・チェンのような演技は世界規格だったと言えるだろう。
ジャッキー・チェンの動きはすごい。格闘技に少しでも触れたことがある人なら自分の限界をよく知っているが、あの動きは相当な鍛錬を積まなければできない。ブルース・リーもウォンフェイフォンも、ジェットリーもドニー・イェンもそうだが、中国はこの一面をもっと現代版にアレンジして展開すれば、唯一無二の境地を得るだろう。