Contents|目次

『イングリッシュ・ペイシェント』 レビュー(感想)と考察

イングリッシュ・ペイシェント

ポスター画像出典:『映画ポスター専門店 CINEMA KING

 

第69回アカデミー賞で最多12部門にノミネートされ、作品賞をはじめ最多9部門受賞。第54回ゴールデングローブ賞では最多7部門にノミネート、ドラマ部門作品賞と作曲賞を受賞した。・・という輝かしい功績ゆえに『観るべき映画』としてリスト入りしていたわけだが、内容が不倫なだけに意見は分かれる。何をやったところで不倫の話に賞を与えるということはその正当化にも近い感覚があり、眉をひそめる人もいるだろう。私は特にそうではないが、多少そういう倫理があり、かつ完璧主義者ゆえ、

 

いや、不倫やん

 

として、一つでもそういう問題がある以上、あまりこの話を美化することはできない。それさえなければいい。その要素さえなければドラマチックなシーンがいくつもある。