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『フレンチ・コネクション』 レビュー(感想)と考察

フレンチ・コネクション

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

 

アメリカン・ニューシネマの代表作の一つ。この情報は私は見る前に知りたかったが、1961年に発生した、ニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード・イーガンとサルヴァトーレ・グロッソがフランスから密輸された麻薬約40キログラムを押収した実在の事件がモデルとなっている。フレンチコネクションとはトルコからフランスを経由して米国に輸出されていたヘロインの密売ルートおよびその組織のこと。イーガンとグロッソはアドバイザーとして制作に協力しており、両者とも本編にカメオ出演を果たしているという。これを知ってから観た方が映画を楽しめると言えるだろう。

 

やはり実話であると知れば見応えも全然違う。作られた世界はいくらでも作れるが、実話はリアルだ。リアルだからこそ細部の何でもない場面まで意味を持つようになり、見応えに雲泥の差が出るのだ。