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『エド・ウッド』 レビュー(感想)と考察

エド・ウッド

ポスター画像出典:『映画.com

「史上最低の映画監督」と言われた映画監督エド・ウッドの物語。監督のティムバートンが彼のファンであり作られた映画だ。主役はその相棒とも言える仲のジョニー・デップである。そして出演者には実在した有名な関係者たちがズラリと並ぶ。そしてこの映画で『魔人ドラキュラ』などの戦前のホラー映画界における大スター、ベラ・ルゴシ役を演じたマーティン・ランドーが各映画賞を総なめし、第67回アカデミー賞でアカデミー助演男優賞を受賞、またアカデミーメイクアップ賞も受賞した。

 

だが、そんな事情を一切知らない私からすれば、『一体何だったんだ』という映画だろう。「史上最低の映画監督」と言われるのも無理はないという、わけのわからない『うろつき』を見せられるわけである。だが、あのスタンリー・キューブリックも影響を受け、映画界の名作と言われる『市民ケーン』の話も出てくるし、映画関係者やマニアックな玄人からすれば鳥肌ものの価値を見出すのだろう。

 

だが、私は市民ケーンの良さが全く分からなかったし、登場人物全員を知らなかったし、ドラキュラの映画も古すぎるから観るつもりはないほどジェネレーションギャップがあるので、この映画の評価も低くなってしまう。