『スケアクロウ』
ポスター画像出典:『Yahoo!映画』
この映画が千葉真一主演の『十字路』と『冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-』でモチーフにされるなど、後世のテレビドラマ・映画にも影響を与えているというのだが、私は正直なところ、70年代のこのアメリカン・ニューシネマで衝撃的に見応えがある映画というのは『カッコーの巣の上で』でも、そこまでは届かないと考えている。
- タクシードライバー
- 俺たちに明日はない
- ダーティハリー
- 時計仕掛けのオレンジ
これらの映画くらいではないだろうか。フレンチコネクションも明日に向かって撃て!ももちろんいいが、正直これもそれもあれもどれも、特に現代を生きる人間には衝撃を与えるとは言えないだろう。だが、当時の人々からすれば違ったはずだ。カッコーの巣の上でなど特にそうだろう。私はこの映画を、そんな風に当時の人々のことを思い浮かべながら鑑賞した。