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『テルマ&ルイーズ』 レビュー(感想)と考察

テルマ&ルイーズ

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

 

 

90年代の女性版」アメリカン・ニュー・シネマと評されており、また、ブラッド・ピットの出世作としても知られる。だがブラピの出世作は

 

  1. リバー・ランズ・スルー・イット
  2. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
  3. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
  4. セブン

 

などもそれが語られることがあるので、どれが本当かは分からない。だが確かにこの中で最も若い時代に出たのがこの映画である。私は今まとめて映画感想を書いているのだが、アメリカン・ニューシネマで、

 

  • スケアクロウ
  • ロンググッドバイ
  • チャイナタウン
  • 明日に向かって撃て!
  • イージーライダー
  • フレンチコネクション

 

などいくつも名作が挙げられる中、これといってこれがずば抜けていると感じる作品はそう多くなく、また、ウディ・アレンの映画や、70年代の映画、不倫の映画など、多くの映画を観てきたが正直な感想として、あまり『良い映画を観た』ということは書けない映画が続いていた。

 

だが、この映画は違う。ずば抜けている。主人公のスーザンサランドンとジーナデイヴィスの二人にある種の後光が差して見えるくらいの、そういう衝撃がこの映画にはあるのだ。たかが女性の二人旅と思わない方がいい。この映画のクライマックスのシーンは、世界一売れてギネスブックにも載った問題作のゲームソフト『GTA』にも登場する。

 

我々はいずれ死ぬ。そんな有限の人生をあなたなら、どのように終わらせたいだろうか。