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『マグニフィセントセブン』 レビュー(感想)と考察

『マグニフィセント・セブン』

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

 

七人の侍、荒野の七人を観たついでにもう一度鑑賞だ。以前映画館で観たのだが、もう一度それらを整理する意味でも再確認してみた。やはり、私は古い映画より最近の映画の方が感情移入できる。ハイクオリティに慣れてしまっているのだ。私は一時期映画が嫌いだった時代があるのだが、それはチープなクオリティの、嘘が丸わかりの爆破シーンとか、人形感丸出しのモンスターなどを観たことで、興ざめしたことが原因である。

 

ジョーズ、グレムリン、ET、ネバーエンディングストーリーなどがそうだ。そのチープさを逆に利用した『チャイルドプレイ』などは良かったが、それ以外のほとんどはだめだ。チャイルドプレイなどは本当に、最近のバージョンは全然怖くなかった。チープさが武器になったり、デメリットになることがあるということである。

 

だから正直、七人の侍よりもマグニフィセントセブンの方が見やすい。それが正直な感想だ。だが、もし黒澤明が生きていて、現代の感覚で侍を描いてくれたなら、私は必ずそっちを好きになっていたことだろう。