ポスター画像出典:『映画.com』
『渇き。』、『MOZU』、『怒り』ら同様、日本映画で見応えがあるとしたら、こういう異常性が高い映画だ。それはおそらく、テレビドラマでいくらでも日本の作品が観れるということと、映画でわざわざそれを観るなら、映画館でしか放送できないレベルのものじゃなければ希少性がないという理由もあるだろう。リリー・フランキーは善い人を演じるとどこか偽善者感が漂うが、『SCOOP!』叱り、やはり悪人をやらせた方がうまい。ピエール瀧の素性は明るみになったが、本当の悪人だからできるのだろう。
これが実話ベースだと後で知って、寒気がした。