ポスター画像出典:『映画.com』
このまま人間が私利私欲を抑制できなければ、地球は壊滅してしまう。宮崎駿は、
と言ったが、この映画でその言葉の意味をまざまざと思い知ることになる。また、下記の記事にも書いたが、個人的にこの映画のあるシーンには、非常に興味深い描写が存在する。
キアヌ・リーブス演じる人間の姿をした高知能の宇宙人が、数学の天才のような学者が黒板に書いた『書きかけの数式』を見て、その後の数式を書き込むシーンがある。それを見た学者が、
と問いかけ、宇宙人はうなづいた。つまり二人は、数学の数式だけで会話をし、学者はその未知の数式を見せられた後、その数式に隙がないことをすぐに理解し、認め、その事実を受け入れたのだ。あのやりとりが出来るのは高知能者だけだ。このシーンが私にその記事を捻出させた可能性が高い。