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『オズ はじまりの戦い』 レビュー(感想)と考察

オズ はじまりの戦い

ポスター画像出典:『映画.com

 

 

この手のファンタジーは、一歩間違えたらB級になってしまうのだが、この映画はギリギリそうはならなかった。まだまだ続きが観れる映画だ。ロバート・ダウニー・Jr、ジョニー・デップが辞退した後、2011年2月にフランコが配役されたというが、もしかしたらフランコの力不足で埋もれてしまったかもしれない。それは、あれから数年経った今の、彼らの立ち位置を見て客観視するところである。

 

※2回目

『オズの魔法使』の前日譚として、若き日のオズが描かれる。『オズの魔法使い』の設定の20年前を想定しているようだ。どのようにして『あの魔術師』が、『あのような魔術師』になり、そしてオズの国に居ついたのか。その全容が明らかになる。

 

私は最初『オズの魔法使』を全く忘れた状態でこの映画を観たから、(俳優は、当初予定されていたロバート・ダウニー・Jr、ジョニー・デップ何かの方が良かったかなあ)とか、その程度の浅い感想しかもっていなかった。

 

だが、そのままでは惜しいと考えた私は、後に『オズの魔法使』を鑑賞することになる。すると、この映画の『意味』が一つずつ確実に見えてきて、何だか心が躍った。私はもう一度この映画を鑑賞したのだ。

 

世界で評価は賛否両論だったというが、その中には私のように、『無知だから否』、『知ってる人が賛』など、そんなケースもあるかもしれない。嘘でも500億円売り上げる映画は中々ない。『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最初の作品が670億円だから、それに近い売り上げを上げているのである。