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『ベン・ハー』 レビュー(感想)と考察

ベン・ハー

ポスター画像出典:『映画.com

 

この作品は1959年のもので、それが世界中の様々な人物に影響を与えた。名作中の名作と数えられ、2015年版の映画は『これを出す必要はない(前作が完璧だから)』とまで言われた。だが、私は単純に新しい技術のものを見たいので、古い映画よりは新しい映画が観たい。新しければいいというわけではないが、悪いが1950年~80年代の映画を今観ても、正直無駄が多く、ところどころがチープなクオリティで、幻滅する。

 

古い=過去の歴史、というイメージを持てて歴史を感じるメリットはあるが、別に『グラディエーター』だとか『トロイ』のように見応えのある新しい映画はあるから、そのような文句を言っているのはおそらく50代以上の人だろう。『スパルタカス』も、題材はいいが別に私は当時の映画のクオリティには満足いってない。しかしとにかく、このような論争を生み出してしまうほど、重要な作品。それが『ベン・ハー』だ。イエス・キリストが生きた時代のローマ帝国を切り取って作られた、見応えのある映画である。

 

この映画では『業病(ハンセン病)』にかかる人物が話の重要なカギを握ることになる。