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『グラディエーター』 レビュー(感想)と考察

グラディエーター

ポスター画像出典:『映画.com

 

監督のリドリー・スコットは、『ベン・ハー』と『スパルタカス』を観て、強い影響を受けた。2000年という人類文明の一つの節目に、人類の歴史に影響を与えた大帝国の分かれ目を描きたいと考えたという。彼の映画には、

 

  • エイリアン Alien (1979)
  • ブレードランナー Blade Runner (1982)
  • ブラック・レイン Black Rain (1989)
  • キングダム・オブ・ヘブン Kingdom of Heaven (2005)
  • アメリカン・ギャングスター American Gangster (2007)
  • ワールド・オブ・ライズ Body of Lies (2008)
  • ロビン・フッド Robin Hood (2010)
  • プロメテウス Prometheus (2012)
  • 悪の法則 The Counselor (2013)
  • エクソダス:神と王 Exodus:Gods and Kings (2014)
  • オデッセイ The Martian (2015)

 

など、錚々たる作品がずらりとあるが、このグラディエーターはその中でトップを誇る彼のヒット作となった。よく、古い伝説映画をリメイクすると『する必要がなかった』という声が上がるが、私は違う意見だ。ぜひ彼に『スパルタカス』をやってほしい。ローマ帝国の最後の『最後の善なる皇帝』アウレリウスが死に、ローマ帝国は分裂したり飲み込まれたりして、ここから衰退の一途をたどることになる。この後もローマ帝国の形は残るが、ここが最盛期で、同時に斜陽のターニングポイントだった。

 

 

『エクソダス神と王』のwikipediaにはこうある。

ハリウッド・リポーターステファン・ファーバーは本作に好意的な評価を下し、「リドリー・スコットは2000年に公開されてアカデミー賞を受賞した『グラディエーター』でローマの叙事詩を見事によみがえらせた。このエジプトの物語は『グラディエーター』と同じ水準であるとは言い難い。