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『スターリングラード』 レビュー(感想)と考察

スターリングラード

ポスター画像出典:『映画.com

 

スターリングラード(現ヴォルゴグラード)は、ドイツとソ連の境界線のようなものだ。厳密には違うが、そこを境界線として、戦争があるとそこで争うのである。第二次世界大戦で活躍したソ連の狙撃兵、ヴァシリ・ザイツェフは、実在する人物だ。だが、ドイツにも名狙撃手がいた。数少ない名スナイパー同士の戦いという観点で見る、戦争映画である。だが、注目ポイントはそこだけではない。キーワードは『スパイ』だ。この映画の階層を深くしているのは、あのスパイの子供だった。

 

私はこの映画の話をした時『あのラブシーンが超良くて♥』というコメントをされたことがあるが、私はその人とは価値観が合わないようだ。あの子供のインパクトが衝撃的過ぎて、そんなシーンの印象など焼き付いてはいなかった。

 

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